コットと寝袋だけは寒い!冬キャンプで寝るときの底冷え&防寒対策

キャンプ
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秋冬のキャンプでコットを使ったら、背中や足が寒すぎて眠れなかった…。

なんで?どうしたらいいの?

こんな悩みを持っていませんか?

コットは、地面から伝わる冷気(底冷え)を防げるアイテムです。

しかしコット+寝袋(シュラフ)だけでは、冬はおそらく寒くて眠れません

なぜなら、コットの下に冷気が溜まっているからです。

こんにちは。ライターの宮野まいです。

キャンプが趣味で、ハイシーズンは毎週のようにキャンプしてます。

私も冬キャンプのコットで失敗して、一睡もできなかった経験があります…。

結論から申し上げると、私はコットの上に以下のアイテムを敷くことで、寒さを解消できました。なお、私が試したときの気温は2~0度くらいです。

エアーマット
オールウェザーブランケット

とくにオールウェザーブランケットが最強だと思っています。あとで詳しく説明しますが、NASAが開発した防寒用のアイテムです。 

上記2つのアイテムをはじめて試したとき、念のためにカイロも貼って寝たら、暑すぎて何度も目を覚ましました(笑)

本記事では冬キャンプでコットを使いたい方に向けて、暖かく眠るコツを解説します。

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冬キャンプでコットだけは寒くて眠れない

コットとは、キャンプなどのアウトドアで使用する簡易ベット。地面の冷気や熱気が体に伝わりにくいため、快適に眠りやすいのが利点です。

私は7月~10月下旬くらいまでは「コットの上にシュラフ」だけで、とてもよく眠れました。

しかし夜が冷えやすい11月以降は、この組み合わせはおすすめできません。とくに背中側が寒すぎて、ちっとも眠れませんでした。

まい
まい

最初はそこまで寒くありませんでしたが、夜中になるにつれてジワジワと冷えていきました。

寝袋に入っているのに寒い…もう帰りたい…泣

という状況でした。

「コット+シュラフ」だけで眠るのが寒い原因は、コットの下に溜まっている(通っている)冷気です。

コットを使うことで、地面からダイレクトに伝わる冷気は防げます。しかしこの間接的な冷気は、コットだけでブロックするのは難しいようです。

「コット=底冷えを防げる」って思っていたのに…!

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大切なのは寝床を「多層構造」にすること

冬場のキャンプは寝床を多層構造にするのが寒さを防ぐコツです。

マット類をいっぱい重ねて「空気の層」をたくさん作るほど、冷気が伝わりにくくなるそうです。

下から順に「テント→コット→シュラフ」だと、空気の層が少ない状態。

寒さを和らげるには「グランドシート→テント→フロアマット→コット→マット→ブランケット→シュラフ」のような多層構造を意識しましょう。

マットの上にダンボールを重ねるのもアリです。

ダンボールは薄いながらも、空気の層があります。数枚重ねることで、簡単&安価にたくさんの層を作れます。

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私がコットで暖かく眠れた方法

「空気の層」も踏まえて、私は以下の方法を試したところ、寒さをかなり解消できました。

なお雪中キャンプではなく、11月後半や12月の気温2~0度くらいの環境です。

➀コットの上に「オールウェザーブランケット」を敷く
➁その上に「エアマット」を敷く
➂コットの下を荷物で埋める
➃シュラフの中に湯たんぽを入れる

この方法は、暖かいどころか暑すぎて途中で起きました(笑)

その前の週までは寒くて何度も目を覚ましていたので、うれしい悩みです。

着込んでいた服を少し脱いで、貼っていたカイロを剥がしたらちょうどよくなりました。

➀オールウェザーブランケットを敷く

私は、グラバーの「オールウェザーブランケット」を、コットの上に敷いてみました。

こちらはNASAが開発したシートで、アポロ宇宙計画用に開発した超断熱素材で作られています。

まい
まい

なんか、使う前から凄さが伝わってくるシートでした。

ブランケットというと、毛布のような柔らかな布地のイメージですが、これは銀マットっぽい薄めのシートです。

防風・保温性が高く、銀色の面がなんと体温の約80%を反射するので、かなり暖まります。

このシートはさまざまな使い方が可能です。

体に巻けばブランケットになりますが、断熱性(底冷え防止効果)があるためグランドシートとしても使えます。さらにタープとしても使えるようです。

私はいつもコットの上にオールウエザーブランケット→エアマットの順に重ねています。

この順番が前後したり、シュラフ中に入れたりしても効果を感じました。

オールウェザーブランケットはコット2つ分くらいのサイズ感なので、半分に折って使用しています。

たぶんこのシートの効果だと思いますが、ホッカイロや湯たんぽの暖かさが強烈にアップしました。

体温の約80%を反射する仕様だからでしょうか…。

底冷えも一切感じず、朝までぽかぽかの状態を維持できました。これはもう手放せないギアになりそうです。

➁その上に「エアマット」を敷く

オールウェザーブランケットの上に、エアマットを敷きました。エアマットとは、空気を入れて膨らますタイプのマットです。

私はもともと持っていたエアマットを使いましたが、ウレタンマットを敷いている方も多いようです。

オールウェザーブランケットを敷かない場合は、コットの上に直接マットを敷いてもいいと思います。

ただ、コット+マットでは空気の層が足りず寒いかもしれません。ブランケットや段ボールを重ねると、より暖かいでしょう。

まい
まい

多層構造が大切です

➂コットの下を荷物で埋める

冷気が溜まりにくいように、コットの下を荷物で埋めると効果的です。

リュックや翌日の着替え類を詰めて、何もない空間が少なくなるようにしました。

➃シュラフの中に湯たんぽを入れる

➀~➂でも、私の夫は充分暖かそうにしていました。

しかし私はかなり冷え性なので、シュラフに湯たんぽを入れることでより快適に眠れました。

末端冷え性で足が冷えやすいため、いつも足元に置いています。

低温火傷の原因にもなるので、体から少し離したところに置くのがおすすめです。

私たち夫婦は、以下の2つの湯たんぽを使っています。

fashyの湯たんぽ

こちらは私が約5年使っている愛用品です。

まい
まい

自宅・キャンプ兼用ですが、今のところ「暖かくない」と不満に感じたことはありません。

いろいろな場所に持っていくなど、けっこう雑な扱いをしていますが、いまだに壊れないのでおすすめです。

約3,000円のお手頃価格なので、コスパのいい湯たんぽだと感じています。

沸かしたお湯を、ボトルの2/3ほど注いで使うタイプです。キャンプでは、焚火で沸かしたお湯を使っています。

フリース素材のカバーが、柔らかく心地いいのが特徴。さまざまなカラーから選べるので、お気に入りが見つかりやすいのがポイントです。

ただ、私は長く使っているせいか硬くなってきたので、そろそろ買い替えようかな(笑)リピートする予定です。

私が調べたところAmazonは商品数が少ないようです。気になる方は楽天市場やYahoo!ショッピングをぜひチェックしてみてください。

マルカの湯たんぽ

こちらは夫が愛用している湯たんぽです。

ゲッティ
ゲッティ

直火で直接温められるから便利!

IHとガスどちらにも対応。キャンプで使う時は、いつも焚火で温めます。

ただ、直接火にかけると炭で黒く汚れてしまうため、本体にアルミホイルを巻いて温めるのがおすすめです。

フタを開けた状態で火にかけて、湯気が出て「シュー」と音が出たらおろします。

おろすとき、素手だと火傷しやすいので注意

私たちは軍手を使っていますが、それでも結構熱いです。耐熱グローブなどを使ったほうが安全です。

まい
まい

個人的には、fashyよりもマルカのほうが、キャンプで使う時の保温性は高いように感じます。

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【それでも寒いときは】シュラフの買い替えを検討しよう

上記の方法を試しても寒さが改善しない場合、シュラフに問題があるかもしれません。

私は以前、リーズナブルな価格(3千円くらい)の封筒型シュラフを使っていました。

封筒型とは、名前のとおり封筒のような長方形のシュラフです。横幅が広いので寝返りを打ちやすく、ゆったりと眠れます。

ただ、体とシュラフの間にすき間が生まれやすいのが欠点です。

安い製品だった、というのもあるかもですが、封筒型を2回買い替えても満足のいく暖かさを得られませんでした。見た目はモコモコとボリュームがあって、暖かそうだったのですが…残念。

キャンプ歴の長い友人に聞いたところ「ほかのギアは安いのでもいいけど、シュラフだけは妥協せず、高くても良いものを買ったほうがいい」と教えてくれました。

そこでコールマンの「マミー型」シュラフを試してみることに。

価格は1つ約7千円と、ケチな私にとって高額でした。しかし体にフィットしてすき間が少なく、頭まですっぽりと収まるのでかなり暖かい…。

もし寒さで困っている方は、今よりも高品質なシュラフを試してみましょう。

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暖かい寝床を用意して冬キャンプを楽しもう

冬キャンプで暖かく寝るコツを紹介しました。今回の要点をもう一度確認します。

・冬キャンプは「コット+シュラフ」だけだと厳しい
・マット類をたくさん重ねて「空気の層」を作る
エアマットオールウェザーブランケットを重ねよう
・コットの下を荷物で埋めて冷気を防ぐ
・シュラフに湯たんぽを入れると暖かさアップ
・それでも寒いときはシュラフの買い替えを検討

夜の寝心地が良くなると、寒い季節でも「またキャンプに行きたい」と感じるもの。


これからも快適な寝心地を目指して、工夫を重ねていきたいと思います。みなさんも、ぜひ冬キャンプを楽しんでくださいね(^^)

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